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【レポート 長文】2015.10.14 DX歌舞伎町と、ストリップと、私。

わかみほさんの一回目

吊るされた縄から自分で降りていく自分から縄を離れていき、床で縄と愛し合うその瞬間は、なんて美しく力強いのだろう。

私はいつも降ろされる瞬間に駄々をこねてしまうのに自分から、自分の意思で。

そこから、過去の自分がどんどんと紐解かれていきました。
私が緊縛に惹かれていった原体験は、実ははっきりしないのです。

私のエロスへの憧れやフェチシズムは、緊縛よりもまえにストリップにありました。

子供がどうやって作られるのかすら分からない少女のころ

実際に見るはずもないストリップを知ったのはカトちゃん。ぐらいしかない。そして時折ドラマなどで見かけるストリップ小屋の描写。

あの赤いベルベットと絨毯と、暖色の灯りと、なんともいえないサキスフォンの音。

わけもわからず、ただ、いやらしさというのは、ちょっとだけ、出して翻弄するものだと植え付けられました。

男に消費される事で同時に、女が主導権を握る、その強さと美しさ。

友人がお姫様やケーキ屋さんに憧れるころ、私は炬燵の中の赤外線にジェニーちゃんを横たわらせ、洋服を剥いでいく少女でした。

家庭環境が理由で、男に負けたくない、依存しない強い女になりたい、という意思がありました。

男の視線の上で、私が。腰を振る。そういうシーンを想像していました。
そんなこともすっかり忘れ大人になった私は若林美保さんのファンになり

去年の夏、初めてストリップを観る機会に恵まれました。

デラカブは、子供の頃想像していた光景と、寸分違わない。

ヌードの殿堂、の文字に、感動しました。

音と光に照らされ、スモークが焚かれ、舞う踊り子さんたちは皆さん美しくて、ステージの下の私がいたたまれなくなる

普通ショーを観るとそんな気持ちになっていましたが、ストリップは違いました。

踊り子さんは、個人個人の良さを全てにおいて最大限に表現するプロ。衣装、音、演出、物語、表情。髪の毛から足の爪の色まで、全て。

いろんな女性がいて、いろんな形の身体や器官を持っていて自分がそれを知り活かす限り、全ての女は綺麗なのだ。

そんな、モチベーションを与えられ、自己評価が自然とあがります。

行くたび全員が素晴らしい。全員を好きになってしまいます。

踊り子さんはステージに立てば、全て1人で展開して、終わらせなければいけない。

そして、客席側を常に見て、見られている意識をお持ちになり、交流をしている。

踊り子さんが、踊り子さんの意思で、衣装から肌を透かしたり、露わにしたりしている。

かっこいい強い女も、しどけない女も、アイドル全開の女のこも、小悪魔も、全て。

ただ、脚の間を観るだけじゃない、極上の時間があります。女性性自認のかたにこそ、私はお勧めです。

そして、演目が終わればお客さんとポラをとり、次の出番までにサインやメッセージを書き。

休む時間は無いんじゃないでしょうか。相当にハードなお仕事です。
実は今までに2ステージだけデラカブでM女として緊縛ショーに立たせていただいた事がありました。

一回目はステージ側の景色に感動して、ずっと涙を流していました。二回目は、それまで縄で受けてきた感覚や精神的高揚を早々に超え、全く違う世界のトランスに堕ちていきました。

そしてその感覚がずっと忘れられないのは、幼い頃の自分の憧れが、偶然が重なり奇跡的に叶ってしまっていたからだと今になって気づきました。
10.14

やっぱり全員が其々素晴らしい。

オープンショーでパンティを履くことになってからはじめて行ったけど皆さん工夫をなさっているし

細いクロッチの線が入ってる方が、私はいやらしいなと思いました。

その事もあるのか、その日たまたまパンティプレゼントのイベントがあり

ステージから投げられたわかみほさんの赤いパンティをキャッチしました!…本当は同時に掴んだ紳士に譲っていただきました…。
そして、ずっと拝見したかったthe show must go onをついに見る事が出来ました。

大好きなクイーン。唯一リアルタイムで体験できたアルバム、イニュエンドウ。

(表題曲イニュエンドウを、先述のショーで使いました。You can be anything you want to beJust turn yourself into anything you think that you could ever beBe free with your tempo Surrender your ego be free to yourselfという歌詞がとても大切でした。)

何があってもショーは続いてる、続けなくてはならない。張り付いた笑顔でも、ショーを諦めてはならない、諦めない。笑って。

今まではビデオクリップのフレディの顔が思い浮かんだ曲、これからは凛としたわかみほさんの姿を強く思い浮かべることになりそうです。
一回一回が、そこにしかない。だから、ショーは素晴らしいと思います。生の人間と人間の、ステージの上と下とのエネルギーのめぐり。それは、その場所に行くことでしか味わえない、叶えられないもの。

わかみほさんグッズの販売リストに、スタッフさんが貼り付けてらした絵。

WK34のロゴが、DXになっています笑。わざわざコピーしていただき頂戴しました…嬉しい‼︎

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プロフィール

巡(めぐる)

Author:巡(めぐる)
緊縛手鏡、四十八手縄入巾着、逢瀬の簪、堕ちた花弁シリーズ(蝋燭を封入したアクセサリー)をはじめとした
緊縛、和のSMがモチーフ布小物、アクセサリーを製作販売しています。
通販 http://megukinbaku.thebase.in
官能の記憶と期待を、日常に。
この世の全ては、秘するが花。
お品を介した、あなたと、私の秘密です。

緊縛イベントをはじめとしたフェチ系イベント、
美術展などのレポート
着物のこと
日記など。

稀に、緊縛モデルをつとめます。

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